大腸検査はこわくない

本日、はじめて大腸検査(内視鏡検査・大腸バリウム検査)をしてみました。

今までと全然違う趣向の内容ですが、新体験だったので、備忘録として記事にしてみました。

 

・大腸検査って怖そう。

・検査がどんな流れなのか知りたい。

・検査のどこがしんどい?

という方の参考になりましたら幸いです。

 

 

1 事の発端

そもそも、なぜ大腸検査をすることになったのかというと、始まりは昨年9月に遡ります。

職場で任意に受けることができる「がん検診」で、便潜血検査(便を提出するやつ)を実施したところ、便に血が混じっていたということで要精密検査と診断されたのです。

ただ、これに関しては、私自身「痔」持ちであって、便を採取する日にたまたま混じった可能性が高かったので、わざわざ精密検査する必要も無いのでは?というのが個人的見解でした。

特に自覚症状もなく、いたって毎日健康に排便していましたし。

なので、要精密検査と診断されても放置していました。

しかし、職場の方から「受けた結果を報告してください。」的な催促文書が来たので、仕方なく近所のクリニックで検査することになりました。

 

正直なところ、大腸の検査⇒腸からカメラを入れられる⇒怖い!という気持ちもありました。

ただまぁ、私も30代半ば、健康に気を遣いすぎることはないと思い、一念発起してクリニックに行ってみました。

 

クリニックに行って先生に、がん検診の結果含めて事情を説明すると、「痔持ちなんだったら、問題ない可能性は高いね。まだ若いし、見る限り健康。ただまぁ一応やってみましょうか」とご理解いただき、背中を押してもらいました。

 

さらに運良く、クリニックへ行った日(3/16)の週の週末3/19土に予約が取れました。

看護師さんによると「たまたま今日空きが出たんですよ。年度末だし、こんなにすぐ予約が取れることって滅多に無いんですけどね。」とのこと。

これは神様の思し召しだと思うことにしました。

 

看護師さんから検査の流れを説明いただき、検査食・下剤等々をもらってその日は終了。

この日は初診料・検査食等々で2,000円くらい(3割負担)でした。

 

 

2 大腸検査の流れ

今回実施したのは「大腸同日法検査」というやつらしいですが、流れは下記のような感じでした。

(1)検査前日

1日通して、飲み物はお茶・コーヒー・水・スポーツドリンク・ジュースを飲んでOK。ただ、牛乳・乳製品・アルコールの摂取は不可。

 

また、ごはんは貰った検査食のみ。

朝昼晩と指定されたものしか食べられませんでした。

さらに、ごはんの前には胃の動きを活性化し、内容物を排出しやすくする薬「アコファイド」を服用しました。

 

これが検査食。

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エニマクリン 不味くはないけど美味しくもなかったです。

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朝食。鯛がゆ。+アコファイド1錠
鯛どこ?あと味が薄い。

 

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昼食。ハンバーグとおかゆ。+アコファイド1錠
味はまぁまぁ。

 

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間食。ビスコとゼリー。
これが一番おいしかった。

 

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夕食。コーンポタージュ。
まぁまぁ美味しかったけど、量が少ない。

17時までに夕食を終え(在宅勤務にしました)、これ以降は食事禁止。

 

19時に下剤+アコファイドを服用。

さらに19時30分に別の下剤を服用。

 

20時30分くらいからお腹がぎゅるぎゅる鳴りはじめ、21時くらいからトイレへ5~6回行きました。

そもそも食べている量が少ないので便の量は少なく、最後の方は水分しか出ない状態でした。

 

空腹自体はそんなにツライと思わない私ですが、食べる量が少なく糖分不足で頭が全然働かないのは結構きつかったです。

いつもなら気にならないことにもイライラしてしまうし、本を読んでも頭に入ってこないし、「あれしながら、これして」という同時並行が出来ないし。

お腹を満たすって大事なんだなと改めて感じました。

 

そして、出すものを出し切ったあとは、何もする気が起きないのですぐに就寝しました。

(子供が調子悪くてずっと泣いていたので、早く床に就いたのに結局あんまり眠れなかったのは別の話……。)

 

(2)検査当日

この日は検査が終わるまで絶食。

検査の2時間前までは水・お茶・スポーツドリンクだけは飲めました。

私の場合は検査時間が11時でしたので、9時までは適宜水を飲んで水分補給しました。

 

空腹で朝起きてから全く頭が働かず、やる気も起きない自分に鞭をふるって家事をこなし、クリニックへ向かいました。

 

クリニックで受付を済ませ、検査着に着替えて待合スペースで待機。

待合スペースのテレビをぼーっと見て待っていると、声を掛けられ早速検査へ。

 

内視鏡検査

まずは内視鏡検査でした。

ベッドに寝かされて、お尻の穴にゼリー状のものを塗り付けられ、内視鏡を入れられました。

 ぐさっ

 「うっ…」

肛門のあたりに差し込まれている感覚はあるものの、お腹のあたりに関しては「本当にカメラ入ってるの?」っていうくらい感覚が全くなく、思ったほど大したことありませんでした。

ただ、ガスを入れられて腸を膨らまされる⇒お腹が張るのは少しつらかったです。

「痛かったら遠慮なく言ってくださいね」とのことだったので「お腹の張りがちょっときついです…っ!」と言ったら、すぐに緩めてくれました。

 

検査ベッドに寝転がってから、せいぜい5分くらいであっという間に内視鏡検査は終了しました。

検査中、目の前にモニターがあって内視鏡で撮影している映像を見ることができる状態ではありましたが、見るのが怖くてずっと目をつむって深呼吸していました。

おかげで検査が終わったあと先生から「大丈夫?しんどくない?」と気遣われる始末。

「大丈夫です、初めてだったんで緊張しました!」と笑顔で答えました。

 

②大腸バリウム検査

そのあとは少し休憩の後、別室へ行きバリウム検査へ。

 

最初に、腸の動きを抑える薬を注射。

そのあと、レントゲン室へ呼ばれ、例のくるくる回るベッドの上に寝転がり、バリウムを肛門から注入。

さらに、腸を膨らますために肛門からガスを注入。

「大丈夫ですか?しんどくないですか?」と何度も確認してもらいながらだったので、精神的な不安はありませんでした。

 

その後いよいよ、ベッドの上でくるくる回されました。

大腸全体にバリウムを行きわたらせて撮影するので、こちらは内視鏡検査よりは時間が掛かりました。おそらく、なんやかんやでトータル10分くらい?

でも、回っているときは、右向いたり左向いたり目の前のことに必死なので、意外とあっという間に終わりました。

 

③検査後

11時に検査開始して、終わったのが12時頃。

検査結果が出るのが13時30分とのことだったので、一旦帰宅して昼食を食べました。

空きっ腹に、コンビニで買ったどん兵衛

死ぬほど美味かったです。

 

13時30分に再度クリニックを訪問。

検査結果は案の定「異状なし」でした。

痔はあるものの、腸の内部はポリープとかも無くきれいな状態とのことでした。

検査当日の負担額は7,770円

なんとまぁ縁起の良い数字と思いながら会計を済ませました。

 

 

3 最後に

大腸同日法検査を体験してみて、この検査でしんどかったことは、

・食事制限による空腹で頭が働かないこと、イライラすること

・検査時に腸からガスを注入されること

でした。

人にもよると思いますが、それ以外はまぁ思ったほど大したことありませんでした。

 

特にイライラすることに関しては、人間関係に影響するので注意が必要だと思いました。

できるだけ人と会う予定を入れないとか、家族のいる方はご家族へ事前に「空腹でイライラすると思うから注意してね」と説明しておくとか、工夫する必要があると思います。

 

以上、大腸検査の記録でした。

参考になりましたら幸いです。